朝から晴天。10時に34名の参加者が三ツ寺堤の管理棟前に集合しました。リピーターの参加も多く、懐かしい顔も見られました。
 宮原会長の挨拶で観察会がスタートしました。
 三ツ寺堤はかつて灌漑用の溜め池でしたが、上越新幹線のトンネル工事により生じた湧水を流入するようになったため、水深もあり透明度の高い池になっています。冬季には多種のカモ類が渡来し、近距離で水鳥を見ることができます。

 管理棟付近のサクラの下に浮かぶホシハジロの群れ。パンくずを与える人に集まるヒドリガモ・キンクロハジロ・マガモ・カルガモ・オオバン。池畔の小さなアシ原で休息するゴイサギ。水面を群れで回転しながら餌を採るハシビロガモ。多くのカモ類を目の前で観察でき、「かわいさ」や「美しさ」を感じることができました。

 今回の観察会では「潜る鳥」と「鳥の渡り」について解説しました。潜る鳥では足の位置や水掻きの仕組みについて、「鳥の渡り」では世界地図を参考に渡る理由や渡りの経路について考えてみました。手作り教材もいくつか用意しました。自然に興味を持つきっかけになれば幸いです。

 池を反時計回りに一周して管理棟に戻りました。観察した「鳥のまとめ」を佐藤康弘氏にお願いし、解散式を終えたのは予定の12時でした。

今回の観察会を実施するにあたり、下見を含め資料の作成や印刷等の準備をしていただいた小池事務局長及び役員の皆様、スコープ持参で鳥のアップを見せていただいた野鳥の会関係の方々またコース途中で早春の植物を解説していただいた大平満会員など、多くのスタッフの方々にお世話になりました。短い時間でしたが天気にも恵まれ、有意義な観察会ができたと思います。

 

 観察した鳥類

ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・ハシビロガモ・コガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・
カワウ・ゴイサギ・アオサギ・ダイサギ・オオバン・トビ・チョウゲンボウ・カケス・
ハシボソガラス・ハシブトガラス・ヒヨドリ・メジロ・ムクドリ・ジョウビタキ・スズメ・
キセキレイ・ハクセキレイ・セグロセキレイ

画像撮影:井田 宏一会員

(画像クリックで拡大します)


会長挨拶

講師挨拶

オオバンTRG

カルガモTRG

キンクロハジロ♀G

キンクロハジロ♂TRG

コガモ♂TRG

ジョウビタキ♀G

スズメTG

ハシビロガモ♂TRG

ハシビロガモ集団採餌G

ヒドリガモ♂G

フラサバソウ

フラサバソウ

ホトケノザ

観察会の様子

観察会の様子
 植物観察編も お楽しみに
 当日の資料も準備中